私的評価
映画『チャイルド・プレイ』を観ました。レンタルビデオでの鑑賞です。
あの30年前の人間が乗り移ったチャッキーから、今時のAI搭載人形に生まれ変わった今作。ロボットが感情を持ち人間に歯向かう、そんな映画は今までもありましたが、次々に学習していくチャッキーの恐ろしさが、なんとも不気味でした。これからはAI時代、そんなことが実際におきそうで怖いです。
★★★★☆
作品概要
監督はラース・クレヴバーグ。脚本はタイラー・バートン・スミス。
製作はデヴィッド・カッツェンバーグ。
出演はガブリエル・ベイトマン、オーブリー・プラザ、ブライアン・タイリー・ヘンリーほか。
2019年のアメリカ合衆国のオカルト映画です。
作品の紹介・あらすじ
解説
名作ホラーに登場した殺人人形チャッキーの恐怖が再び描かれたホラー。引っ越したばかりの少年に贈られた人形が、高性能のAIによって機械を操り、人々を襲撃する。チャッキーの声を『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役でおなじみのマーク・ハミルが担当し、少年を『ライト/オフ』などのガブリエル・ベイトマンが演じる。
あらすじ
引っ越し直後で近所に友達がいない少年、アンディ(ガブリエル・ベイトマン)は、誕生日に母親(オーブリー・プラザ)からバディ人形をもらう。その人形は最先端テクノロジー企業・カスラン社の新商品で、音声認識やセンサー付きカメラなど高度な機能を備えていた。人形は“チャッキー”と名乗り、アンディに一番の親友だと話し掛ける。しかしこの人形は欠陥品だった。
シネマトゥデイ
感想・その他
この『チャイルド・プレイ』シリーズは、なんと全7作もありました。- 『チャイルド・プレイ』 (1988年)
- 『チャイルド・プレイ2』 (1990年)
- 『チャイルド・プレイ3』 (1991年)
- 『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』 (1998年)
- 『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』 (2004年)
- 『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』 (2013年 ビデオスルー)
- 『チャイルド・プレイ ~チャッキーの狂気病棟~』(2017年 ビデオスルー)
私がこの中で観た覚えがあるのは「2」まででしょうか。第一作目から30年以上の月日が流れていますが、あの時のチャッキーから受けた恐怖は今でも忘れられません。
さて今回の『チャイルド・プレイ』は第一作のリブート版(シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すこと)であります。今までの作品は、殺人鬼である人間が魔術を使って人形に乗り移っていましたが、今作ではAI搭載人形という設定となりました。そのAI搭載人形チャッキー(製品名は「バディ」と言います)には、ある人間が工場をクビにされた腹いせに、「悪の感情」を最大に設定したチップを埋め込んでしまいました。
AI・人口知能を搭載したチャッキーは、学習機能を持ち、電化製品やネットワーク制御を操れ、所有者を認識し感情を理解します。使用者の子供にしてみれば、自分のことを理解してくれる本当の友達のように感じるはずです。主人公のアンディはシングルマザーに育てられ、母の恋人に虐待まがいの扱いを受けている孤独な少年。そんなアンディの一番の理解者となってゆくのがチャッキーです。
「ボクたち、死ぬまで親友だよね?」
チャッキーの「悪の感情」は、アンディから殺意を学び、チャッキーの学習能力は、殺害手法をホラー映画から学習します。そして、チャッキーは友達アンディの思い「母親の恋人を殺してやりたい」とい気持ちを、とうとう実行に移します。そんな感じでストリーは進んでいきます。中盤からは暴走するチャッキーと、アンディやその友人たちとの戦いに突入していきますが、その友人たちの心強いこと。また、最後の母親の一撃の時のセリフには笑えました。
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