『敗北のない競技 -僕の見たサイクルロードレース-』
土井雪広 著
なんとなく見た目(やんちゃ系な顔)で好きでなかった土井選手。
この本の最初のころを読んで、「やっぱ嫌いなタイプだわ」でした。
しかし、本を読み進めていくうちに、第3章あたりくらいでしょうか、本の面白さと同時に土井選手への思いが変わっていきました。
第6章なんて、ほろっときましたよ。
それにしても衝撃的なことが書いてあります。
レース中のプロトンの中で行われている、こんなこととか…。
ゴール1時間前くらいでカメラが空撮に切り替わった時に、ぎりぎりドーピングでない薬をみんなが飲みだす…。
ちょっと前に流行った薬を飲んでいると、「まだそんなのを飲んでいるのか」と笑われる…。
「プロトンの中は薬漬け(ジャンキー)だらけだ」には笑えました。
*プロトンとは有力選手のいる集団です
山本元喜選手の『僕のジロ・デ・イタリア』とはまた違った面白さでした。
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