私的評価
映画『隣の影』を観ました。Amazonプライムビデオでの鑑賞です。
なにかのラジオを聞いていて、面白かった映画として紹介されていたのがこの映画でした。その面白かったも、ニュアンス的には「ちょっと違った面白さ」と言う感じで紹介されていました。それでこの映画のことがとくに印象に残り、Amazonプライムビデオで無料で観られるのを待ちました。
そして待ちに待ったこの映画でしたが、やはり一風変わった映画としての面白さでした。内容的には決して「面白い」ではありませんが、北欧映画にありがちな薄暗い心が滅入る「面白さ」でした。とあることがきっかけとなり、報復が報復を呼ぶ負の連鎖の怖さをお楽しみいただける映画です。
★★★★☆
作品概要
監督・脚本はハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソン。製作はグリーマル・ヨンソン、ソール・シグルヨンソン。
主演はステインソウル・フロアル・ステインソウルソン、その他出演者にエッダ・ビヨルグヴィンズドッテル、シグルヅル・シグルヨンソン、ソルステイン・バフマンほか。
2017年のアイスランド・デンマーク・ポーランド・ドイツのサスペンス映画です。些細なことが原因で激しく対立する隣同士の2家族が、越えてはならない一線を踏み外していくブラックユーモアを交えて描かれています。
作品の紹介・あらすじ
解説
ささいなことがきっかけで起きた隣人とのトラブルが、思いがけない展開を招くサスペンス。『ひつじ村の兄弟』などのシグルヅル・シグルヨンソンをはじめ、ステインソウル・フロアル・ステインソウルソン、エッダ・ビヨルグヴィンズドッテルらが共演した。ハーフシュテイン・グンナル・シーグルズソンが監督と脚本を務め、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018で国際コンペティションにノミネートされ、監督賞を受賞した。
あらすじ
静かな住宅街に住む老夫婦が、あるとき隣の中年夫婦から大きな庭木に関するクレームをつけられる。その日から対立するようになった彼らは、根拠もないのに身の回りで起きる怪しい出来事を、全て相手の嫌がらせだと決めてしまう。そして妻に追い出されて家に戻ってきた老夫婦の息子にも、隣の家の監視をさせる。
シネマトゥデイ
感想・その他
異常に陰鬱な映画ですが、面白いことに主人公アトリとその父親と母親を演じた俳優はすべて本業がコメディアンということです。とくに母親は長男を亡くしてから鬱を発症していると思われ、この映画の「悲惨な結末」の元凶です。そんな母親を演じたのがエッダ・ビヨルグヴィンズドッテルという女優ですが、この映画では彼女の笑顔がまったく想像できないほど、恐ろしく病的な役を演じています。リンク
0 件のコメント:
コメントを投稿