地図作成ソフト「ymapjnx」・「gsijnx」の現状
愛用している携帯GPSのeTrex20では、フリーソフトであるGarmin BirdsEye JNX作製ツール「ymapjnx」、「gsijnx」を使わせていただき、eTrex20で表示できる地図を作成していました。非常に素晴らしいソフトでしたが、細かい地図を作成しようとすると、私のパソコンでは日単位の時間が必要というソフトでした。それを何年かぶりに動かしてみると、地図を作成することができません。WEBサイトを訪れてみると、なんという事かサイトが閉鎖されているではありませんか。いろいろ調べてみると、マップ側(Yahooや国土地理院)の仕様変更により、ソフトが使用できなくなったようです。その仕様変更にはもう対応することを止め、ソフトの公開も止めてしまったのが真相のようです。
新しきソフトの発見
幸いのこと「ymapjnx」と「gsijnx」で、今までにかなり広範囲で地図を作成していました。これからはそれらの地図を使い続けるか、OpenStreetMapを使うかという選択に迫られました。自転車ならOSMでも何ら問題ありませんが、登山となると国土地理院の地図でないとまったく役に立ちません。どうしたものか…。そんな時、GARMIN GPS用のフリー(無料)地図作製ソフトウェアezjnxwin (easy JNX for Windows)というソフトを見つけたんです。開発者様には感謝しかありません。
GARMIN GPS用のフリーの登山地図作製ツールでラスター地図からJNX形式で作成してくれる秀逸なフリーソフト(GPL)としてgsijnx と ymapjnx がある。それぞれ国土地理院とヤフー地図のweb service よりラスター画像を取得しJNX形式のBirdeyeファイルを作成する。1500stepほどのPythonというプログラミング言語で記述されている。
便利に使わせていただいていたが、国土地理院の旧v3?のサービスが停止されv4の新地図に切り替わった。v4のタイル指定は [web api の国際標準化] で書いたがGoogle方式のディフェクトスタンダートに則っていて歓迎すべき事なのだが、v3の仕様で作成されたツールが動作しなくなる。
gsijnx はエラー吐いて動作不可。 ymapjnx は動かしてはいないが動作するだろう。
山仲間よりタイミング悪く冬山山行用に北ア・南アあたりの地図作製の依頼が有ったがgsijnxが使えない。Pythonのソースを眺めて改造を試みるも旧apiの画像仕様はピクセル数が異なる様でURLスキームを単純に変更した位では無理っぽい。仕方ないので自前でプログラムを突貫工事で作成する事にした。
徒然なるままに
「ezjnxwin」の使い勝手
基本的には、地図の領域設定はGUI(であるプログラム)で行い、その他の設定はezjnxconf.xmlに記述します。デフォルトの設定のままでも良いのですが、今回はいろいろ試してこんな感じにしてみました。この設定で一応問題なく、サイクリングでも山歩きでも使えています。今度のこの「ezjnxwin」は、GUI対応で非常に分かりやすくて使いやすい。非常に使い勝手が良いんです。
因みに私は、第1次地域区画(20万分1地勢図の標準の区画に相当する範囲)毎に地図を作成していますが、eTrex20に入れているのはその都度使う地域のみです。
0 件のコメント:
コメントを投稿