コンラッド・アンカー主演、映画『MERU/メルー』のあらすじ・感想など

2020年10月3日土曜日

映画 映画(洋画)

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私的評価

映画『MERU/メルー』を観ました。
Amazonプライムビデオでの鑑賞です。

この映画は、3人の男が難攻不落の山であるMERUに挑んだドキュメンターです。初登頂という偉業を達成する、足かけ3年に渡る挑戦の物語です。映像はとても美しく、躍動感溢れる登山者の動きとは対照的な静寂に包まれたメルー峰は、とても神秘的かつ魅力的で、観る者すべてをメルー峰へ誘います。
すごい映像の連続で、山が好きな人もそうでない人も観て欲しい映画です。

★★★★☆

作品概要

監督・プロデュースはジミー・チン、エリザベス・チャイ・バサヒリイ。
撮影はジミー・チン、レナン・オズターク。
出演(登山者)はコンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズターク。

映画『MERU/メルー』は、2015年の記録映画で、インド・ヒマラヤ山脈のメルー峰にある「シャークス・フィン(サメのヒレ)」というルートでの初登頂を記録しています。ジミー・チンとその妻であるエリザベス・チャイ・バサヒリイが共同監督しました。2015年のサンダンス映画祭では、米国観客ドキュメンタリー賞を受賞しました。

作品の紹介・あらすじ

STORY
ビッグウォール・クライミング――それはリスクも見返りも大きい危険なギャンブル。聖河ガンジスを見下ろすインド北部のヒマラヤ山脈、メルー中央峰にそびえる“シャークスフィン”のダイレクトルートは、クライマーにとって究極の勲章となり得る難攻不落の岩壁。過去30年間、一人の成功者も出していない、もっとも困難な直登ルートだ。手ごわい難所が連なるこの6,500メートルの峻峰は、百戦錬磨のクライマーにとっても悪夢でしかなく、だからこそ挑戦意欲をかき立てる。90キロの登攀具や食料の入った荷物を背負いながら、雪と氷と岩に覆われた1,200メートルのテクニカルな山肌を登攀することは、チャレンジの入口でしかない。真のシャークスフィンが姿を見せるのはその先。それはクラックや足場がほとんど存在しない、垂直にそびえる花コウ岩。450メートルに及ぶ文字通りの“壁”だ。ベストセラーとなった『空へ―悪夢のエヴェレスト』の著者ジョン・クラカワーは言う。「メルーを制するにはアイスクライミングが巧いだけでは駄目だ。高度に強いだけでもダメ、ロッククライミングの技術だけでも足りない。これまで多くの優秀なクライマーたちがその壁に挑み、敗れてきた。それは今後も変わらない。メルーはエヴェレストとは違う。シェルパを雇ってリスクを人任せにはできない。まったく別次元のクライミングなんだ」。
2008年10月、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人はメルー峰へ挑むため、インドに到着した。7日間のはずだった登山は、巨大な吹雪に足止めされ、20日間に及ぶ氷点下でのサバイバルへと変貌。過去の多くのクライマーたちと同じく、彼らの挑戦は失敗に終わった。難攻不落の山頂まで残りわずか100メートルのところで。
敗北感にまみれたアンカー、チン、オズタークの3人は、二度とメルーには挑まないと誓い、普段の生活へ戻っていく。ところが故郷へ帰ったとたん、肉体的にも精神的にも苦しい数々の苦難に見舞われる。一方、心の中のメルーの呼び声が止むこともなかった。そして2011年9月、コンラッドは2人の親友を説得し、シャークスフィンへの再挑戦を決意。それは前回以上に過酷なチャレンジとなった……。
友情、犠牲、希望、そして人間の奥底に眠る、原始的な冒険心について描いた、壮大なスケールの映像美で綴られる山岳ヒューマン・ドキュメンタリー。

公式ページ

感想・その他

垂直に近い壁にテントを張りながら何日も山に挑む…。吊るして使うテントの存在も、それを使いながらの登山があることを知ったのも、『岳人列伝』という村上もとかさんの漫画でした。そんな『岳人列伝』の中でもはっきりと覚えているのが、「ザイル」という話です。ザイルパーティーである仲間を助けるため、命綱でもあるザイルを自ら切る…。そんな話でしたが、40年ほど前で高校生だった私は、今でもはっきりと覚えているくらいショッキングな内容でした。この漫画で登山というのに興味を持ったのは確かなことですが、登山が趣味と言えるほどいろんな山に登っている訳でも、知識がある訳でもありませんので、悪しからず。



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1964年生まれ。糖尿病を患ってから、自転車と歩くことを趣味にしています。毎日クスリ飲んでます。

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