私的評価
映画『バーニング・オーシャン』を観ました。Amazonプライムビデオでの鑑賞です。
監督のピーター・バーグと主演のマーク・ウォールバーグがタッグを組んだ映画を観るのは、『マイル22』と『パトリオット・デイズ』に続いて三作目。どちらも面白い映画でしたが、今作の『バーニング・オーシャン』は映画的な面白さ(例えば、ド派手なアクションなど)が無く、海上石油掘削施設からの脱出が淡々と進みます。
この映画も『パトリオット・デイズ』と同じく、2010年に発生したメキシコ湾原油流出事故をモチーフにした実話映画となっています。
★★★☆☆
作品概要
監督はピーター・バーグ。脚本・原案はマシュー・サンド。
製作はロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラほか。
出演はマーク・ウォールバーグ、カート・ラッセル、ジョン・マルコヴィッチほか。
2016年制作のアメリカ合衆国のパニック映画です。
作品の紹介・あらすじ
解説
『ローン・サバイバー』のピーター・バーグ監督とマーク・ウォールバーグが再びタッグを組んだパニックムービー。2010年に実際にメキシコ湾沖で起きた事故を題材に、石油掘削施設内に取り残された作業員たちの脱出劇をドラマチックに描写する。『ヘイトフル・エイト』などのカート・ラッセルや『RED』シリーズなどのジョン・マルコヴィッチらが共演。臨場感たっぷりの手に汗握る展開に引き込まれる。
あらすじ
メキシコ湾沖80キロメートルにある石油掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で、海底油田からの逆流によって上昇した天然ガスへの引火が原因で大爆発が発生。現場で働いていた作業員126人が施設内で足止めを食らう。事故により多数の行方不明者と負傷者を出す大惨事となり……。
シネマトゥデイ
感想・その他
石油会社BPの社員役には悪役顔のジョン・マルコヴィッチ。出演作を見て、一番印象に残っているのはクリント・イーストウッドの『ザ・シークレット・サービス』でしょうか。この映画は何度もテレビで放送されており、人相の悪さと相まって、私の中に「悪役」のイメージをすり込んでしまっています。この映画の中でも、経費をケチったために大事故に発展させてしまう憎たらしい役です。もう一人、石油発掘会社の現場責任者役のカート・ラッセル。名前と顔は一致するんですが、ほとんど知らない映画ばかりに出演していて、唯一『バックドラフト』は観ています。しかも、映画館に観に行ったんです。30年も前のことなので、どうにしてこの映画を観に行ったのか分かりませんが、印象に残っている映画ではあります。しかし、この映画での彼は、カート・ラッセルだと言われなければ気付かないほどでした。69歳、歳を取りましたね。
この映画で扱っている事故は、2010年に起きたメキシコ湾原油流出事故です。しかし、映画では作業員が原油採掘施設ディープウォーター・ホライゾンから脱出するまでを描いており、その後に大問題となる原油の流出に関してはなにも描かれておりません。そんな大規模な環境汚染と至ることになった、死者11人を出した事故当日の模様の映画です。
ヒーローがいる訳でもなく、映画は流れるように話が進みます。なにも難しいことはなく、107分の時間はあっという間です。少し物足りない映画ですが、大爆発のシーンは大迫力でした。
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