私の鼻炎病歴
ネーザルサイクルって言葉を聞いたことがあるでしょうか。日本語だと交代性鼻閉と言います。
私は30数年来、慢性鼻炎の王道である粘膜が肥厚した状態をいう肥厚性鼻炎を患っています。もう耳鼻科には通っていませんが、20代前半には数年治療していました。その時言われたこの鼻炎の症状に、このネーザルサイクルがありました。
ネーザルサイクルとは
鼻の穴は二つありますが、いつも同時に二つの穴で呼吸している訳ではないようです。運動中でもない限り、片方の鼻の穴は休んでいることが多く、それは鼻の穴の中にある鼻甲介(びこうかい)という粘膜で覆われたヒダが、数時間おきに交替で膨張と収縮を繰り返し、空気の通り道を開けたり閉めたりしているためです。片方の穴の通りが良い時は、もう片方の穴は詰まり気味になっていて、それが数時間おきに入れ替わる、これを「ネーザル・サイクル」と言います。この現象には、いろいろなメリットが考えられています。交互に片方の鼻の穴を休ませることにより、呼吸によるエネルギー消費を節約するとか、嗅覚とかの鼻の機能を鋭敏に保たせるとか、ウイルス等の細菌の侵入を防ぐとか、いろいろ考えられています。
ネーザルサイクルまとめ
私の鼻の片詰まりは、今までこの病気から機縁している症状だと思っていました。ところがこのネーザルサイクルという症状、病気持ちでない正常な人にも普通にある症状だと分かったのです。このネーザルサイクルによる片詰まり症状、正常の方であればそれを意識することはほとんどないようです。しかし、肥厚性鼻炎を患っている私は、これを意識せずにはいられないほど息苦しさを感じています。意識していないと、ポカーンと口が開いた口呼吸になっています。考えられるのは、鼻腔粘膜が肥厚しているため、通常のネ-ザルサイクルより鼻の詰まり方が強いのだと思います。例えば、鼻炎等の病気がない方が開10閉2だとしたら、私は開5閉1という感じでしょうか。酸素吸入率は半分くらいだと感じています。
このネーザルサイクルは、8割くらいの人が当てはまるということ。
約2割の人は、常時両方の鼻の穴が全開。そんな人達は、気持ちよく鼻呼吸しているんでしょうね。羨ましくて仕方ありません。
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