昨日の散步で見掛けた、この小学校の木の門、気になって調べました。
明治42年の旗屋小学校創立時からの校門として設置されている。武家屋敷の長屋門の趣から武家屋敷門と呼ばれてきた。この門は、入学式と卒業式の際にのみ開門する。学校や地域のシンボルとして大切にされている。
旗屋小学校武家屋敷門
開門するのは、入学式と卒業式だけでした。
幸せな生徒達だと思います。
この辺りは熱田区の夜寒町となります。
この小学校の北側には夜寒里跡の碑があり、尾張名所図会「夜寒里古覧」には「かつては閑静な月の名所だったそうで、月夜、軒先でむしろを広げて砧を打つ様子が描かれています」と書かれています。
ちなみに「砧を打つ」とは…
砧(きぬた)は、アイロンのない時代、洗濯した布を生乾きの状態で台にのせ、棒や槌でたたいて柔らかくしたり、皺をのばすための道具。また、この道具を用いた布打ちの作業を指す。古代から伝承された民具であり、古くは夜になるとあちこちの家で砧の音がした。その印象的な音は多くの和歌にも詠まれまた数多くの浮世絵の題材とされてきた。日本の家庭では、炭を使うアイロンが普及した明治時代には廃れたが、朝鮮では1970年代まで使われていた。現在では完全に廃れている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%A7
このあたり、台地(熱田台地)になっていて、見晴らしが良かったんでしょうね。
また、「夜寒」という、いわくありげな地名もいい感じです。
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